アメーバ経営(あめーばけいえい)
已有 579 次阅读2010-9-6 13:42
京セラ名誉会長の稲盛和夫が提唱した経営哲学。組織を10人前後の「アメーバ」とよばれる小集団に分け、時間当たりの生産性を重視する経営
法である。その10人前後のアメーバのリーダーが中心となって計画を立て、全員の知恵と努力によって目標を達成していく。そうすることで現場の一人一人が
主役となって自主的に経営に参加する意識をもつようになり、「全員参加経営」となるのである。経営内容をガラス張りにして、部門別の経営内容が誰でもわか
るようにすることで、社員全員のやる気を引き出すことができる。2000年に破綻した複写機大手の三田工業(現・京セラミタ)を買収したときには、設備投
資から電話代に至るまで約50項目の経費を算出し、小集団ごとに時間当たりの採算をきめ細かく管理した。経費や利益の開示を通じて、小集団の間の競争意識
を高めるのである。しかし、ただ競争意識を煽るだけではなく、終業後に酒を酌み交わして討議できる部屋まで社内に用意して、トップと現場の距離を縮めたと
いう。稲盛は日航の再建役として会長職に就いており、日航にこのアメーバ経営を植え付けることができるかが注目されている。